名言・迷言・その他気になった言葉メモ

資料一覧

ドラマ『奥さまは魔女』、テレビ東京、2013年10月29日放映

1964年放映開始のアメリカドラマ

第187話「スーパーマンはタノシーイ」

アーサー:サム、ひどい車つかまされたね。この車クラッチついてないよ。
サマンサ:最後に車にお乗りになったのはいつですか?
アーサー:えーとあれいつだっけ?50年前か?
サマンサ:まぁ、車はその間にずいぶん進歩して、今ではほとんどオートマチックですのよ?
アーサー:じゃああれからまたまた運転が易しくなったの?

『奥さまは魔女』が放送されていた60~70年代のアメリカではAT車は既に定着し、MT車は過去の異物となりつつあった事がうかがえる。

ジョージ・オーウェル『1984年』新庄哲夫訳、早川書房<ハヤカワ文庫>、1972年2月15日発行

第一部

彼らに要求されるものといえば素朴な愛国心だけで、労働時間の延長や配給の削減を受諾させる必要が生じた場合には、その愛国心に訴えさえすればよかった。そして不満を抱くようになった時でも、そんな場合は間々あったが、不満のはけ方は一向に生かされなかった、彼らは一般的なものの考え方を欠いていたので、くだらない特定の不平不満に集中するしかなかったのである。大きな諸悪は常に見落とされたのであった。

(93頁)

河野与一訳『アミエルの日記』第1巻、岩波書店<岩波文庫>、1972年発行

(日付なし)

生活は習慣の織物に他ならない

(57頁)

(日付なし)

黙っている者は忘れられる。
控え目の者は言葉尻をつかまえられる。
進まなくなった者は退く。
止まった者は追い越され後回しにされ踏み潰される。
成長を止めた者はもう衰え始める。
中途で抛る者は断念する。

(83頁)

1864年12月15日

わざわざ闘うだけの値打がないものに勝つということが私の野心をそそったことはない。悪いものが四分の一もいれば、その集まり全体が私には十分毒気を与える。全部か皆無か、これがいつも私の本能の叫びである。

(86-87頁)

1865年3月20日

不規律のために中学校の上級が閉ざされたということを聞いた。今の若い者は忌み嫌うべきものであって盆々不従順で無礼になる。そのモットーはフランス式である。『我々の敵は我々の主である。』坊やが青年の特権を持ちたがり、青年は悪戯小僧の特権を保とうとする。結局これは平等を尊ぶ我が民主主義制度の当然な結果である。質の差異が表向き政治に於いてゼロに等しくなるや否や、年齢学識職務の権威は失われること、学校生活に於いても腕白が先生達を相手にして同等に振舞うことは明らかである。

(93頁)

日付なし

強情というものは正当であるということを示すことが出来ずに自己を主張している意思であり、人に認められるだけの理由を持たない固執であり、理性若しくは意識の執拗の代りとなっている己惚(うぬぼれ)の執拗である。

(282頁)

ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』第13巻、小学館<少年サンデーコミックス>、1992年1月15日初版第1刷発行、1995年1月20日第4刷発行

第14話「嵐の到来<その2>」

内海「週刊誌の作り方知ってるかい?強きをけなし弱きをわらう。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える。これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな。」
黒崎「卑しい国民だ。」
内海「だから独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないかまったく。」

(9-10頁)

著:陳寿、訳:井波律子『正史三国志5 蜀書』、筑摩書房<ちくま学芸文庫>、1993年4月7日第1刷発行、2015年5月20日第15刷発行

許麋孫簡伊秦伝 第八 簡雍伝

当時旱魃で酒が禁止され、醸造したものは刑罰に処せられたことがあった。役人がある家を捜査して醸造用の道具を没収し、裁判官は酒を作った者と同罪にしようとした。簡雍は先主と散策に出たおり、一組の男女が道を行くのを見て、「あの者たちは淫らな行為をするつもりです。どうして捕縛なさらないのですか」といった。先主が、「君はどうしてそれがわかったのかね」というと、簡雍は「彼らはその道具をもっています。醸造するつもりの者と同じです」と答えた。先主は大笑いして、醸造しようとした者を許した。簡雍の機智は、すべてこういうふうであった。

(232-233頁)

簡雍のユーモアセンスがにじみでるエピソード

原作:三条陸、作画:稲田浩司、監修:堀井雄二『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』第15巻、集英社<ジャンプ・コミックス>、1993年4月7日第1刷発行

ダイの大冒険ができるまで

(1コマ目)三条先生から原稿をいただき
(2コマ目)頭の中でページ割りを見開きごとに考えまして
(3コマ目)一話分の内容が濃い時はパニックり…
(4コマ目)…この一行「怪物(モンスター)の軍団」に原作者はいいなあと思わされます

(124頁)

『ダイの大冒険』作画担当の稲田浩司先生によるオマケ4コマ。「怪物(モンスター)の軍団」という一言を絵に起こす苦労たるや…

原作者も決してラクな商売ではない。でも「身長100mぐらいの巨人が大型船をワシづかみ!!」とかいうのを書いた後には少々心が痛む。ひどい時には「想像を絶する一撃!!」とかいう一文がある…。<陸>

(124頁)

『ダイの大冒険』原作者の三条陸先生のコメント。少々なのか…(困惑)

原作:三条陸、作画:稲田浩司、監修:堀井雄二『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』第16巻、集英社<ジャンプ・コミックス>、1993年6月9日第1刷発行

著者近影(三条陸)

この「鬼岩城編」で一番思い出すのはやはり毎週の打ち合わせの時の稲田先生のひきつった顔です。「巨人の城が町をふみつぶす」というのは原稿用紙で書けば一言ですが、絵にするほうはまさに地獄…!特に鬼岩城が正体を現してからは作画の手間も倍増で、毎週「どうやって一週間で仕上げよう!?」「このシーンをこうすれば楽かも…」などとまるで特撮映画のスタッフのような打ち合わせが続いたのでした。(全く申し訳ない…!)

●週刊少年ジャンプ・H4年33号~43号掲載分収録

板垣恵介『グラップラー刃牙』第13巻、秋田書店<少年チャンピオン・コミックス>、1994年5月20日初版発行

第109話「戦士の心!!」

「ユリーよ 倒されることなど真の敗北ではないのだ」
「真の敗北というのはなユリー」
「心が折れることを言うのだ」
「ワカるかユリー」
「心の折れる音さえ聞かぬなら………たとえチンギスハーンでもオマエから勝利を奪うことはできない!」

(17-19頁)

『心が折れる』という表現は2013年7月17日の日経記事(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDB11001_R10C13A7000000/)によると杜甫まで行き着くらしい。ちなみに板垣先生は女子プロレスラー神取忍がこの言葉を使ったのに触発されたらしい。

化粧師-メイカー-

君たちに尋きたいンだけどさ 雑きんを虐待するとき最も効果的な方法って知ってる?醜いモノ汚れたモノをとことんおとしめたい フフ…… そんなときは…… 飾ってやるんだよ………ッ

板垣恵介のデビュー作『メイキャッパー』(『ヤング・シュート』『コミック・シュート』掲載)とよく混同されるがこの台詞が出てくるのは週刊少年チャンピオン1994年3+4号に掲載され『グラップラー刃牙』13巻に収録された読切『化粧師-メイカー-』である。

井上雄彦『SLAMDUNK』第19巻、集英社<ジャンプ・コミックス>、1994年7月9日第1刷発行

#168「田岡の夢」

でかいだけ?結構じゃないか。体力や技術は身につけさすことはできる…だが…お前をでかくすることはできない。たとえオレがどんな名コーチでもな。立派な才能だ。

(133-134頁)

陵南高校バスケ部監督の田岡茂一が1年の頃の魚住純に対してかけた言葉。

土田世紀『編集王』第4巻、小学館<ビッグコミックス>、1995年発行

第三十七話「家族」

ねえ…母さん。
…行けないの?日光……
ねえ…日光ダメなの!?
やだよう!やだよう!
ウソだろ!?
ウソつき!
じいちゃんも父さんも母さんも!!
なんでウチは旅行に連れてってもらえないんだよいっつも!

(89-90頁)

山口貴由『覚悟のススメ』第11巻、秋田書店<少年チャンピオン・コミックス>、1996年発行

第百話「くじけない翼」

G(ジャイアント)・さらば!

主人公・葉隠覚悟(はがくれかくご)の兄にして現人鬼(あらひとおに)の葉隠散(はがくれ・はらら)が別れ際に放った言葉。

ながいけん『神聖モテモテ王国』第1巻、小学館<少年サンデーコミックス>、1997年2月15日初版第1刷発行

第17話「ペンフレンド」

こんにちは。わしは誠実で明るくユーモアのあるポーシェのカブリオーレのオーナーです。年しゅう1000万。ルックスはわりとみんなからハンサムと言われ、服のしゅ味はイタリアンブランド(アルマーニ等)。スポーツ万能で特にスノボーとゴルフ。一年中、日焼けしています。飼い犬はレトリバー。ワインが好きで知識はソムリエなみ。相手への希望はかわいくて明るくてやさしくて料理の上手な建国活動にきょう味のある女子高生。返事180%確実。(約二回出す計算) わし

オンナスキー「…誰だこの完璧(パーフェクト)超人は?」

ファーザーが出した文通希望の告知文を読んだオンナスキーの台詞(この部分を名言としてチョイス)

ほりのぶゆき『店もん』、小学館<ビッグスピリッツコミックススペシャル>、1997年5月1日初版第一刷発行

44.一歩店にはいればそこはパリ ビストロール・シェール

俺が言いたいのはダマすんならちゃんとダマせってことだよ!!
こんないいかげんなやり方じゃ、いずれバレるって!気づいた時のショックといったら、なあ!

(138頁)

ながいけん『神聖モテモテ王国』第3巻、小学館<少年サンデーコミックス>、1998年3月15日初版第1刷発行

第8話「父はモテモテ…」

ファーザー

阿鼻教官「貴様がなんでもてないかというと貴様だからだ。貴様が他の物質に原子配列変換できればいいのだが……」

(62頁)

ながいけん『神聖モテモテ王国』第4巻、小学館<少年サンデーコミックス>、1998年7月15日初版第1刷発行

第12話「孔明殿の大冒険」

ファーザー

孔明といえど千数百年後の外国でこんな扱いをうけるとはよもや思うまい。うっかり歴史に名を残すと恐ろしいにゃー。

(117頁)

ながいけん『神聖モテモテ王国』第6巻、小学館<少年サンデーコミックス>、1999年12月15日初版第1刷発行

第1話「第2次ブリティッシュ作戦」

う…うるせーこのエロコミックアニマル。肝心のキャプテンがこのていたらくティブムービーで、エネミー・ゲロ(EG)を放出したので評価不能評価不能。ワープ失敗とくらあ。

(12頁)

あずまきよひこ『あずまんが大王』第1巻、角川書店<DENGEKI COMICS EX>、2000年2月25日初版発行

完璧です

美浜ちよ「小学校は給食だったからお弁当はなんだか楽しいです」
女生徒A・B「あははは」
美浜ちよ「でも早起きして作るのは大変ですね」
女生徒A・B「!」
女生徒A「自分で作ってるのかこのガキ―!?」
女生徒B「こいつ完璧超人か―!?」

(8頁)

美浜ちよが完璧超人と(心中で)呼ばれているシーン

板垣恵介『バキ』第7巻、秋田書店<少年チャンピオン・コミックス>、2001年4月30日初版発行

第56話「やさしいんだな」

せいせいどうどうと だしぬく

(71-72頁)

加藤清澄がドリアンと地下で戦った時のセリフ。何故か平仮名表記。

平野耕太『HELLSING』第4巻、少年画報社<YKコミックス>、2001年11月1日初版発行

「D」3

つきましてはとっても素敵なごほうびと新しい御命令も仰せ付かってますわ
ええと…たしか…えー
当海域における2m四方立方体分の海中面積を恒久的にあなた方に領土として与えるとの事です!!

は…!?

新たな命令についてですが当海域付近の漁礁における魚類への滋養分の散布行動との事ですよ!!

そッそれは それは一体どういう事だ!!
あら ちょっとわかりづらかったかしら
お馬鹿なあなた方にもわかりやすくいうわね
用が済んだらちゃっちゃとおッ死(ち)ね
英国野郎(ライミー)

(176-177頁)

板垣恵介『バキ』第12巻、秋田書店<少年チャンピオン・コミックス>、2002年3月30日初版発行

著者近影

「漫画」ってなんですか?

駄菓子またはジェットコースター。栄養にならない、目的地にも近づけない。だけど食べている時、乗っている時は純粋に楽しませる。漫画はそれでいい。

さいとう・たかを『ゴルゴ13』第128巻、リイド社、2003年5月5日初版第1刷発行

「演出国家」

俺は、名優シンプソンだーっ!!

この国を乗っ取るためにカミュラ財閥からトップギャラで雇われた名優シンプソンだっ、恐れ入ったかっ!!ははっははは……

(81頁)

みなもと太郎『風雲児たち」15巻、リイド社<SPコミックス>、2003年発行

「尚歯会その2」

みなもと太郎

先祖が古いからといって別に尊敬してるわけじゃないでス
古い先祖のいない人なんて世界中に一人もいませんから
全人類は万世一系のホモサピエンスの子孫ですね
記録があるかないかで人間の価値は決まりまへんで

(152頁)

空知英秋『銀魂』第5巻、集英社<ジャンプ・コミックス>、2004年12月31日第1刷発行

空知の読者とふれ合う質問コーナー7

<神奈川県 P.N.なしさんからの質問>
先生は幕末のことをしっかり勉強してから作品を描いていますか?陸奥宗光は土佐出身ではないです。

<答え>
その前に幕末に宇宙人はいません もっとしっかり勉強したまえ。

(66頁)

読者によるミスの指摘に対する空知先生の秀逸な返し

板垣恵介『バキ』第25巻、秋田書店<少年チャンピオン・コミックス>、2005年3月10日初版発行

第223話「蹴る」

ボクシングには蹴り技がない…………
そんなふうに考えていた時期が、俺にもありました。

(176頁)

『週刊少年チャンピオン』2006年39号、秋田書店

根本尚『現代怪奇絵巻』巻-39「女編」

ツンデレなど妄想だ!ガチの怒りを受け止めろ!

(66頁)

漫画そのもののテキストではなく、編集によるアオリコメント。

『週刊少年チャンピオン』2007年4・5号、秋田書店

根本尚『現代怪奇絵巻』巻-72

妄想がキモい!ワムでも聴いてな!

漫画そのもののテキストではなく、編集によるアオリコメント。

施川ユウキ『サナギさん』第3巻、秋田書店<少年チャンピオン・コミックス>、2007年1月10日初版発行

No.76「サナギさん、電話する。」

倉田マフユ

"ぬ"ってダイナミックだと思う。書く時の筆の動きが
まず、左上から右下に向かって真っすぐに降下。
そのまま消えていったと見せかけて、突如右上に出現。
その後、同じように左下に降下していくのかと思わせておいて、
ギリギリで急上昇のアクロバット。
そして反り返るように右上に舞い戻り、更に反り返って急降下。
極めつけは、「この勢いならこのまま右下に消えるだろう…」という、
大方の予想を裏切り最後にまさかの一回転!
「オレのパクリじゃん」って高をくくって見てた"め"も
最後の最後でド肝抜かれたと思う。
ダイナミックだよね…"ぬ"。

(16頁)

漫画:真船一雄、監修:円谷プロダクション『ウルトラマンSTORY 0』第5巻、講談社<マガジンZKC>、2007年7月23日第1刷発行

第二十話「太陽VS灼熱」

ウルトラマンタロウ「邪悪なる敵は徹底的に 跡形もなく消滅させるべきではありませんか!?」

(50頁)

ネットでも有名な画像ネタの出典。ちなみにこの後の話でタロウは上記の考えを改めた。

原作:ZUN、作画:秋★枝『東方儚月抄~Silent Sinner in Blue』中巻、一迅社<REX COMICS>、2008年12月20日初版発行

第十四話「金属の戦い」

綿月依姫

綿月依姫「私には八百万の技がある。一人頭二つしか使っていないんだから、あと399万回連戦しても勝てる計算」

(179頁)

800万から十六夜咲夜戦で使った「金山彦命」と「火雷神」を差し引いて2で割ると399万9998回…というのは野暮ですかね…

石黒正数『それでも町は廻っている」第7巻、少年画報社<ヤングキングコミックス>、2010年発行

第54話「ガッカリなカード」

亀井堂 静「さっき…10年後に残るとか残らないとかいってたけどさ~例えば 共通のゲームを通じてできた友達と 10年以上つき合いが続くかもしれないじゃん」

(87-88頁)

ネットで「カード買いに来たの?こんなんにお金使うのやめときなよ。10年後何も残らないよ(嵐山歩鳥)」という画像をたまに見かけるが「いや、残るものもあるかもしれないじゃん」というのがこの話の肝である。

島本和彦『アオイホノオ』第6巻、小学館<少年サンデーコミックススペシャル>、2011年6月15日初版第1刷発行

第33章

高橋「あ、そうそう…めっちゃすごいことに気ィついてん!ちょっと聞いてくれや!」
焔「おう、何だ?」
高橋「ウルトラマンてな…3分間しか戦えへんいうてるやろ?」
焔「………」
高橋「何で?いつ3分言うたん?どの回で?」
焔「………………」
高橋「それが気になって1話から観てみたんや!!全部!ほんだらな!本編では3分なんていっこも言うてへんねん!!」
焔「………………」
高橋「驚きやろ!_ほな、なんで3分てことになったんか…おそらく学年雑誌かなんかで…誰かが言い始めたんが定着したんや!」
焔「(1981年正月…最初の話題がそれか!?)(心の声)」
焔「そんなことはどうでもいいだろ!?」
高橋「いいや!こういう事実は大切にしとかなあかんねん!」

(80-82頁)

「いつの間にか定着してるけど、その出所がハッキリしない事」が気になってこんなページシコシコ更新してる自分にとっては、この高橋という男の言葉はすごく共感できる。

『週刊少年ジャンプ』2013年46号、集英社

麻生周一『斉木楠雄のΨ難』第71χ(カイ)「歌え!REITAリΨタル」

な…なんてハスキーなボイス…!!
昨日までは巻き舌で妙にイラつく動画サイトの歌い手みてえな声だったのに!!

(2016年10月28日追記)
ちなみにアニメ版(第15χ)では
「すげえ!突き抜ける!ハイトーンボイス!昨日は詰まり気味な排水溝がようやく流れ出したような声だったのに!」
という台詞になっている。ちなみにこの台詞を言われるキャラクター(鳥束零太)のCVは元歌い手の花江夏樹である。

出口治明『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』、KADOKAWA、2013年11月22日初版発行

本はどんなジャンルも読みますが、好んで読むのは「古典」です。大学時代に恩師から、「古典を読んでわからなければ、自分がアホやと思いなさい。新著を読んでわからなければ、書いた人がアホやと思いなさい。」と教わったことをいまでも覚えています。

(137頁)

ゆでたまご『キン肉マン』第49巻、集英社<ジャンプ・コミックス>、2014年12月31日第1刷発行

第106話「悪魔騎士のプライド!!の巻」

ブロッケンJr「おまえはニンジャで オレはブロッケンJrだ! そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!」
ザ・ニンジャ「違うのだ!!」

(135頁)

ずっと前からネット上で改変ネタを見ている気がしたが意外に最近でびっくりした。

宇宙船レッド・ドワーフ号 シリーズ9 & 10 DVD-BOX、2015年2月3日発売

イギリスで2009年に制作された「Back to Earth(シーズン9)」と2012年制作の「Red Dwarf X(シーズン10)」を収録したDVD-BOX。映像特典:日本語版声優座談会、NG集、未公開シーン集

ドラマ『宇宙船レッド・ドワーフ号』第10シーズン第2話「オレがオヤジで オヤジがオレで/Fathers & Suns」

キャット「チャイニーズヒゲヒゲって差別語?」
リスター「チャイニーズヒゲヒゲが差別語?チャイニーズヒゲヒゲってフー・マンチューみたいなヒゲの事?」
キャット「そうああいうの。」
リスター「どうだろ。あいつなら知ってるかも。アジアンフードの自販機。」
キャット「タイワントニー?」
リスター「タイワントニー、きっと知ってる?」
キャット「何で知ってんの?」
リスター「そりゃタイワンから来たからだよ。タイワンとチャイナ、同じっぽいじゃん。」
キャット「タイワンとチャイナって同じっぽい…?同じっぽいよ~聞いてみよっと」

「同じっぽい(同じとは言ってない)」という言い回しが上手いと思った。

九井諒子『ダンジョン飯』第2巻、エンターブレイン<ビームコミックス>、2015年8月24日発行

モンスターよもやま話~幽霊~

ライオス「酒造りは古来の死霊術といえなくもないかも」
チルチャック「それなら死霊術も結構悪くない ああくそ 麦のグールが飲みたくなってきた よく冷えたやつ」

(189頁)

ビールを「麦のグール」と表現する九井先生の発想には脱帽せざるを得ない

『週刊少年チャンピオン』2015年47号、秋田書店、2015年10月22日発行、2015年10月22日発売

瀬口忍『囚人リク』第226話「甲斐」

内海「喜びすぎちゃった…」

これを小便を漏らしながら恍惚と言う所がポイント

ゆでたまご『キン肉マン』、Yahoo!ブックストア、2017年1月16日~2017年1月22日無料公開

第194話「舞台は世界遺産!!の巻」

ミートくん「そういえば本で読んだことがあります エアーズロックは古くから現地に住む人々の間では“ウルル”と呼ばれているとか」
キン肉マン「ほう さすがはミート 博識だのう」
ミートくん「だけどその"ウルル"の語源は よくわかっていないんです それでこれはひとつの仮説なんですが…さらに以前はもしかしたら ここは"グロロ"と呼ばれていたのでは…?」
テリーマン「それでは武道(ブドー)の声じゃないか」
ミートくん「エエ でももしそうならあのふたりの話も納得いく気がして…」

次の戦いの舞台となるのはオーストラリアはエアーズロック。そこはかつて超人閻魔(ストロング・ザ・武道)とゴールドマン(悪魔将軍)が激しいスパーリングを行った場所である。そんな衝撃の事実を聞かされたミートくんは上記の仮説を建てた。ミートくんとしては仮説通りならスパーリング話に納得がいくらしい。読者としては別になくても納得できるので大胆すぎる仮説に脱帽するしかない。

『週刊少年チャンピオン』2017年28号、秋田書店、2017年6月8日発行、2017年6月8日発売

巻末コメント

ドテチンってゴリラだったのか。ユルい奴隷制かと思ってた。

『ハリガネサービス』作者・荒達哉先生の巻末コメント。

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